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心臓エコー検査ともよばれ、人の耳には聞こえない高周波数の音波(超音波)を心臓に発信して心膜・心筋・心腔内血液・各弁装置の密度の変化に従って返ってくるエコー(反射波)を捕え心臓の筋肉や弁装置などの各要素を画像として映し出し診断する検査です。
これによって心臓内の形態と機能がわかり病気の診断と治療に役立ちます。 -
患者さんの訴える動悸や不整脈の実態を心電図画像としてキャッチするために行う長時間記録心電図検査です。時によって異型狭心症などの虚血性心臓病の診断に役立つことも有ります。加えて同時の血圧測定(ABPM)を行えば被験者の血圧日内変動もわかり、自律神経機能の評価にも繋がります。
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ABI(足関節/上腕インデックス)は、足関節と上腕間の最高血圧の比率を計測して下肢の血流が低下する末梢動脈疾患(PAD)の有無を判定します。
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虚血性心臓病や不整脈疾患を有する方で通常の心電図検査で捕えられない変化を運動によるストレス負荷により誘発でき確定診断できることがあります。患者さんの心機能と脚力に応じて運動の強度を変えられ、心電図モニター下で検査しますので虚血性心臓病を持つ患者さんにも比較的安全に施行できます。
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全身の精密な解剖学的な検査に加えて、末梢静脈から造影剤の点滴をしながら大動脈疾患(先に述べた解離や瘤形成など)の診断や心臓弁装置や左右冠状動脈の3次元画像を用いてより正確に診断出来る様になります。もし冠動脈の石灰化が強く無ければ、心臓カテーテルによる冠動脈造影に匹敵する画像情報が得られることも有ります。(平成26年6月から稼働予定)