この外来では、当院で体内式ペースメーカー植え込み術を受けられた患者さんを中心に、他院で受けた方も含めて年2回の受診をお願いしています。第二、第四木曜日の午後、完全予約制にて機器のチェックを行っています。
通常の診察室に於いて、担当医師が植え込まれた機種の会社専任技術士と共にペースメーカー本体と植え込まれたリード(電線)の機能に不具合が無いか検査いたします。その間およそ10分で終了しますが、電池の寿命も同時にチェックして次の電池交換術の時期に備えます。
来院の際は、必ずペースメーカー手帳をご持参して下さい。
体内式ペースメーカー植え込み術について
平成2年カテーテル検査室が完成してから新規植え込み術と電池交換手術を行いました。その主たる対象疾患は洞機能不全症候群・完全房室ブロック・徐脈性心房細動でした。慢性心房細動症例を除く新規植え込み術について心房と心室の中隔にそれぞれスクリュー電極を留置してより生理的な方法で心臓を刺激するようにしています。なお手術の所要手術時間は、およそ新規植え込み術が90分、電池交換術が45分程度となっています。