初めて受診される患者さんへ
循環器内科
対象疾患として以下の患者さんを対象に外来および入院治療を行っています。
- 本疾患に関わる方で90%を超える多くの方が本態性高血圧患者であり、外来にて薬物治療中です。しかし、多くは有りませんが二次性高血圧症を疑ったり、高血圧性心臓病をきたした方には一時的な入院精査治療となることがあります。
- 主に外来にて心電図、胸部レントゲン撮影、心臓超音波検査、トレッドミル運動負荷試験等で冠動脈疾患とも呼ばれる狭心症・陳旧性心筋梗塞などを検査・診断します。場合によって、これら疾患の重症度判定と治療方針決定の為入院して心臓カテーテル検査をして頂くことも有ります。急性心筋梗塞を発症した場合は、最近の治療ガイドラインとして、出来るだけ早く閉塞冠動脈を再開通させる事になっています。当院では風船治療(カテーテル治療;バルーン拡張術・ステント留置術など)は、施行していませんので速やかに連携病院(中津市民病院・小倉記念病院など)に医師が添乗して救急搬送致します。
- 徐脈性または頻脈性不整脈、WPW症候群、房室結節リエントリー性頻拍、心房性頻拍、心房粗動、心房細動、心室性不整脈、心室頻拍、心室細動、期外収縮などを対象とし主に薬物治療を行っています。特に重症の徐脈性不整脈について、例えば洞機能不全症候群の一部や完全房室ブロックの方に永久ペースメーカー(体内式)植え込み術を当院でも施行しています。 近年、非弁膜症性一過性心房細動や心室頻拍症等の患者にはカテーテルアブレーション治療が行われています。本治療は当院でも平成30年から対応しています。
- 主に大動脈弁と僧房弁疾患の薬物治療を中心に弁膜症性心不全をコントロールしていますが、外科的治療を要する患者さんには主に小倉記念病院心臓外科をご紹介しています。
- 肥厚型心筋症(HCM)、拡張型心筋症(DCM)を対象に主に外来治療していますが、心臓機能低下症例・高リスク患者さんにおいては小倉記念病院と連携して心室同期ペーシングや植え込み型除細動器(ICD)の手術をして経過観察しています。
- 解離性胸部大動脈瘤・通常の胸部動脈瘤が有りますが、前者は造影剤を点滴静注しながらのCT検査で診断が可能ですが、発見され次第小倉記念病院等の心臓血管外科に救急搬送します。後者については血管径が5㎝未満であれば通常は降圧剤で内科的治療しますが、それ以上大きくなれば破裂の危険が大きく無症状であっても通常は心臓血管外科に一度は紹介しています。最近では人工血管置換術に加えて、大動脈ステント留置治療も普及していますので、大分大学付属病院や小倉記念病院の心臓血管外科に紹介しています。実際、術後で外来経過観察中の方もおられます。
- 上記の様々な心臓疾患によって、心臓のポンプ機能が弱り全身の臓器に必要十分な血液を送り出す事が出来なくなる病態を心不全と呼びます。その結果として体調をくずして、日常生活に障害を来せば入院加療を要します。治療は基礎心疾患によって少し異なりますが、基本的に種々の強心・利尿剤等によってポンプ機能を良くして、肺と腎臓機能との臓器関連を見極めながら2~3週間の入院観察となります。
呼吸器内科
- 咳には、急性の咳(3週間以内)、遷延性の咳(3~8週間)、慢性の咳(8週間以上)と持続する期間によって、原因となる病気が異なります。
急性の咳はウイルス感染による普通感冒(カゼ)が最も多く、また抗菌薬の処方が必要な細菌の急性感染などを認めることもあります。
慢性の咳は、我が国では咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群、逆流性食道炎などの頻度が高いと言われています。問診や診察、胸部レントゲン写真・CT、呼吸機能検査、血液検査などにて総合的に診断を行い、治療方針の説明を致します。 - 上気道の感染症(副鼻腔炎、咽頭炎、扁桃炎)、下気道の感染症(気管支炎、肺炎)につき、適宜抗菌薬や抗ウイルス薬、症状を緩和する薬剤を処方します。また、呼吸器症状のない発熱、持続・繰り返す発熱についても全身検索を行い、原因に対する治療を検討します。
- 気管支喘息は、ゼイゼイ・ヒューヒューという呼吸はもちろん、持続する咳などの原因として関与していることがあります。
咳が3週間以上持続する、過去に同じようなことがあった、1年の中でいい時期と悪い時期を繰り返す、夜間に症状が強い、アレルギー(花粉症・鼻炎)があることなどは喘息の関与が疑われます。
当院では、画像検査(胸部レントゲン・CT)、呼吸機能検査、血液検査などにて診断を行い、治療に関しても最近の知見をもとに、専門性の高い治療を提供します。 - 胸部レントゲン・CTにて画像的診断を行うとともに、血液・喀痰・各種抗原抗体検査にて診断を行い、適切な抗菌薬などを選択投与します。
全身状態(呼吸困難・食欲不振・全身倦怠感)によっては、入院治療をいつでも検討し、点滴・酸素投与など全身管理を行います。 - 当院では、かかりつけ患者さんだけでなく、健診異常(胸部異常陰影など)の方の二次検診も承っております。64列CTにて画像診断もより詳細になりました。
喀痰検査、腫瘍マーカー、胸水細胞診などにて可能な限りの診断を行います。
なお、現時点ではPET-CTや気管支鏡検査は高次医療機関(大分大学、大分県立病院、中津市民病院など)に依頼しておりますので、検査が必要な患者さんは説明のうえ紹介を検討します。 - 胸部レントゲン写真・CTにて肺気腫が疑われる場合、呼吸困難・息切れなどの症状を認める場合は、COPDを疑い呼吸機能検査などを施行し診断を行います。
治療についても、各種治療薬の提示を行い、周辺症状(咳・痰など)の緩和をはかります。 喫煙が原因である場合は、禁煙をサポート致します(禁煙外来の項参照)。
また、在宅酸素療法(HOT)適応につき判断を行い、継続管理を承ります。 - 画像的(胸部CT)に間質性肺炎が疑われる場合は、年齢・病歴・画像のタイプによって、今後の検査・治療方針を提供します。気管支鏡検査などが必要な場合は、高次医療機関に検査依頼を検討します。また、ステロイドなどの治療適応である場合や、急性増悪時には入院を含めて治療を承ります。
内科
病院を受診しようと思われるとき、何らかの症状・不安があるかと思います。
しかし、その原因が何の病気であるか、どこの病院を受診すればいいか、わからないことも多いのではないでしょうか。
当院では、「まず患者さんを診る」という気持ちを大事にしています。
患者さんの話を傾聴し、全身を診ることで様々な病気を疑い、診断・治療を行います。
循環器・呼吸器の病気はもちろん、内科的総合診療を行い、当院にて加療が可能な病気に関しては責任を持って継続診療させて頂きます。
また、他の専門医の診療が必要と判断した場合は、適切に紹介等を検討致しますので御安心ください。
外来診療担当医表
学会等により、休診及び担当医が変更となる場合がありますのでご了承ください。
- 再来受付
- 午前8時30分~11時30分 午後1時~4時30分
- 新患受付
- 午前8時30分~11時00分 午後1時~4時00分
循環器内科・内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 内藤英二 | 松永光史 |
内藤英二 |
小路高史 |
内藤英二 |
廣田慧 (1・5週) |
福井暁 | 高橋正起 | 芳賀祥江 (2・4週) |
菅好文 (2・4週) |
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内藤英二 (3週) |
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午後 | 小路高史 | 小路高史 (1・3・5週) |
福井暁 | 内藤英二 | 小路高史 |
休診 |
ペースメーカー外来 (2・4週) |
芳賀祥江 (2・4週) |
更新:~
呼吸器内科・内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 山末まり (10:00~) |
松永直子 | 松永直子 | 松永直子 | 大森翔太 | 岸建志 (1・3週) |
吉本美華 (2週) |
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松永直子 (4・5週) |
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午後 | 休診 | 吉本美華 (1・3・5週) |
吉本美華 | 吉本美華 | 吉本美華 | 休診 |
更新:~
内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 那須俊甫 【糖尿病】 |
柏戸佑介 (1週) 【リウマチ】 |
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午後 | 那須俊甫 【糖尿病】 |
那須俊甫 (1・3・5週) 【糖尿病】 |
休診 |
更新:~